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内モンゴル 早期収束を図る中共

2011年06月12日


【新唐人日本2011年6月13日付ニュース】先月、中国の内モンゴル自治区で遊牧民が石炭を運ぶトラックにひき殺されてから、大規模な抗議デモが発生。加害者の運転手は、6月8日、一審で死刑を下されました。事件の発生から1カ月という異例の早さ。では、これで人々の怒りは収まるのでしょうか。

中国メディアの報道によると、6月8日、事件へ判決が下りました。トラックの運転手は死刑、助手席に乗っていた男性も無期懲役になりました。裁判には、地元の各界から160人余りが傍聴に来たそうです。

その直前、内モンゴル自治区のトップは、迅速に容疑者へ重罰を下すと述べていました。

内モンゴルの民衆:「学生が授業を放棄し暴動を起こしたら、共産党は耐えられますか。だから迅速に処理したのです」

内モンゴルの民衆:「群衆は立ち上がりました。学生・市民は皆 事件に不満です。世論が圧力となって、政府も迅速に解決しました」

運転手の死刑によって、人々の怒りは収まるのでしょうか。フフホト市の市民は、実際のところ当局は手綱を緩めてはいないと述べました。

フフホト市民:「駅や空港 、ビルの出入り口 交差点相変わらず特殊車両や完全武装の軍人や警官だらけ。大学生は監禁されてはいませんが、毎朝 3度の点呼と午後も3度の点呼があります」

ドイツに亡命した、内モンゴル人権同盟の代表は、今回の中国当局の迅速な対応について、これは一種の虚像に過ぎないといいます。

内モンゴル人権同盟 席海明・代表:「当局に拘束された市民が40人余りとの情報もあります。若い教師も拘束されました。扇動したという理由です。海外勢力についても触れたようですが将来の弾圧の下準備なのでしょう」

中国の有名な人権活動家、魏京生さんは、様々な抗議の根源には、共産党の独裁政治が作り上げた深刻な矛盾があると指摘。

人権活動家 魏京生さん:「中国で民族問題が深刻なのは共産党が矛盾を作ったからです。どんな理由の抗議にせよ、大半は官僚との間の矛盾が調整困難なためです。民族問題 地方問題など政治と無関係に見えますが、どれも不満の発散なのです。問題は独裁政治が作っています」

内モンゴル自治区での大規模デモの他、最近、中国では市民による抗議が絶えません。ジャスミン革命からすでに3カ月。ネットでは先日、共産党の暴政に反抗しようと英雄・豪傑を募るサイトが登場。また、北京市の中心部にも、クーデターの発動を軍人に呼びかける内容の紙が張り出されました。

さらに中国は今、お金、労働者、電力、水の不足に悩んでいるそうです。中国経済の衰退が案じられます。


時事評論家 伍凡さん:「共産党はすでに大きな試練に直面しています。“嵐の前の静けさ”でしょう。これが中国の政治・経済・社会の危機です」

新唐人テレビがお伝えしました。
ntdtv.com/xtr/b5/2011/06/10/atext544564.html. -【禁聞】安內蒙--肇事司機判死-中共危機難解.html
 

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